父ちゃんのメガネ

父ちゃんが半年振りにメガネをかけた。そのメガネ姿を見て、お姉ちゃん曰く「メガネかけても、父ちゃんと違う人じゃないみたい」。つまりメガネをかけても父ちゃんっぽい、違和感ないという事らしい。

父ちゃんは遠視で、別にメガネをかけなくても視力が1.0以上あるのでそこそこ見えるのですが、遠視の人はそのぶん、ピントを合わせるのに相当なパワーを要します。当初二倍が限度と言われていた界王拳を三倍以上で使うのと同等のダメージを受けます。なのでピント合わせを楽にしてくれるメガネの存在は偉大過ぎます。

もうね、メガネをかけるとぜんぜん違う。いままでは眼精疲労から来る頭痛や肩こりが常だったけど、だいぶ緩和された。それによって読書のスピードもアップしたし、赤ちゃんを抱っこしてバスに乗っても、席を譲ってもらえるようになったし、カラスに頭を突かれなくなった。

それより半年メガネがかけられなかった理由を書かないといけないんだろうけど、長くなるから端折りたいけど、…書くか。半年前にメガネが壊れたので、新しく眼鏡処方をしてもらいにＡ眼科に行ったわけ。で、検査すると遠視なわけで、先生は例の目のピントを合わせる部分を点眼で矯正しようと試みた。それで視力が上がるかもしれないとかで。その半年の間、メガネは厳しいと言われ、裸眼で目薬生活を強いられた父ちゃん。

裸眼じゃ仕事きついなーと思いつつも、目薬が切れてはＡ眼科通ってたけど、先生口数少なくて、今どういう状態か説明もあんまりないし、更には目薬が切れた頃に年またいでＡ眼科行ったら初診料とられたわけ、三ヶ月以上間が開いてたとかで。で、カチンときて、これで初診だったら別の眼科行ってやろうと。

ネットで調べて良さそうなＢ眼科に行ってＡ眼科での経緯を話したら、子供の頃からの遠視を目薬で治すのは難しいよね～、今まで裸眼で辛かったね、眼鏡処方してあげますよって親身になってくれたＢ眼科は最高！　そこには眼鏡処方専門の先生がいて、その先生の的確なレンズ合わせや、遠視についての解説、老眼との違いなど、今までで一番のわかり易さで対応してくれた。その眼鏡処方の先生は最後に「メガネができたら見せに来てね、見たいから」と仰ってたのが印象的でした。おしまい。