
この日もだいたい、いつもと同じ二万数千円。いつもと同じく、よそ行きの服を着せられて、なれない革靴で、なれない物を食べて、美味しさよりも目新しい体験を得てきたこのシリーズ。今回は鴨のローストとフォアグラの登場により一転したな。シリーズ初のめちゃ美味だった。なんじゃこりゃ! 口の中でフォアグラさんがとろけたぞ。ローストとフォアグラ、併せて食べると掛け算の美味しさ。

もうさ、デザートなんかいらない、。食後のコーヒーもいらない。オレはフォアグラの後口のまま家に帰りたかった。ずっとフォアグラを口の中にしまっておきたかった。もう一度あのフォアグラが食べたい。